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「Passive Wi-Fi」Wi-Fiの消費電力1万分の1まで減らす新技術!

2016年03月01日(火)

これまでWi-Fiの消c94f5e44a3ee5722b88f4e1ed88fbb1c_s費電力が大きいとされてきたWi-Fiの弱点を解消する新しい技術が開発されました。その名も「Passive Wi-Fi」です。
ワシントン大学の研究チームが開発し、通信速度に影響を与えることなく必要な電力を従来の1万分の1まで激減することが可能だそうです。

気になるところがその仕組みです。
一般的なWi-Fiチップにはデジタル・ベースバンドとアナログRF回路の2つが存在し、デジタル・ベースバンドはここ20年で圧倒的にエネルギー効率が良くなりました。ただ、アナログRF回路はまだまだエネルギーを大量に消費するそうです。

そこで、研究者チームが考えたのは、Wi-FiチップからアナログRF回路を取り外した受動デバイスを作りエネルギー効率のいいデジタル・ベースバンドだけを残すことです。RF信号を選択的に反射することでWi-Fiパケットを作って送り出すことが出来るそうです。

大学のキャンパスで試したところ、問題なく既存のスマートフォンと連動できたそうで、データが届く範囲は30mにも及んだらしいです。

消費電力が小さいということは、小さなバッテリーをつけるだけであらゆるものが、モノのインターネットになることみたいです。
日常生活で使うモノの残量や現状を知ることができるものが一気に増える可能性もあるそう。

Wi-Fiを常時利用されている方にとって、消費電力の削減はとても気になるところですね。商品化されたらヒット商品になること間違いないと考えています。将来ますます便利になり楽しみですね。

<参考URL>

http://www.gizmodo.jp/2016/02/11wifi11100001.html