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第4の夜明けを迎えたWi-Fi

2016年04月25日(月)

昨今、Wi-Fiが登場してから、Wi-Fiを使って画期的な商品や公衆Wi-Fi等、現代の通信環境は各段に

便利でとても身近なものとなりました。

そんなWi-Fiが現在、第4の夜明けを迎えたそうです。

今、Wi-Fiには以下のような状況が起こっているようです。

公衆Wi-Fiでは、通信事業者(キャリア)が提供するWi-Fiや、無償Wi-Fiがさらに拡大する

プライベートWi-Fiでは、企業向けWi-Fiの導入が本格化するとともに、家庭内では、Wi-Fiを搭載した家電なども増えていく

IoT(モノのインターネット)時代の到来により、これまで以上にあらゆるモノがワイヤレスでインターネットにつながるようになるとともに、ドローンやロボット、自動車など、Wi-Fiが使われる新しい領域が増える

とりわけ公衆Wi-Fiの拡大を後押ししているのは、外国人旅行客の増大だそうです。現在、Wi-Fiスポットは70万か所に上るそうです( ;∀;)また、政府のWi-Fi予算額も多いそうで。。かなり力を入れていることがうかがえます。

Wi-Fiを使ったサービスや商品は特にアメリカの勢いが凄まじいそうです。

Googleは2015年8月に、12本のアンテナを内蔵したWi-Fiルーター「OnHub」を発表したそうです。12本もアンテナを内蔵しているとは( ゚Д゚)

一方である懸念もあるそうです。Wi-Fiと組み合わせることで、LTEのみを使うよりははるかに低価格に料金を設定できるけれども、これが実現するとキャリア各社がいままでのようにいられなくなることが予想されるそうで、日本にもこうしたシステムが上陸する可能性は十分にあるようです。Wi-Fiが通信の様相を変えるといっても過言ではないですね。

IoT向け無線LANの規格として注目されているのが、IEEE 802.11ahだそうです。しかしひとつ問題がありIEEE 802.11ahは、米国の規制をベースにして作られているので、それを他国で使おうとすると、どうしても問題が出てくるそうです。日本で利用する場合も、現行の920MHz帯の利用制度(電波法)の一部を改正した方が望ましいとされているそうです。

日本だけでなく世界的な視野で見た場合、IEEE 802.11ahが使用する周波数帯域が、国によってわずかに異なっていることも、課題として挙げられるようです。世界のどこでも2.4GHz帯および5GHz帯で使えるWi-Fiに比べ、IEEE 802.11ahは違う。そのため、規制も国によって異なるケースがあり足かせとなるみたいです。

Wi-Fi Allianceは、IEEE 802.11ahを実装した製品を「Wi-Fi HaLow」として認証するプログラムを推進していて、最初のデバイス認証が完了するのは、2018年になる見込みだが、最終的な認証テストを終えていない先行デバイスが、それ以前に市場に登場する可能性もあるようです。

とても複雑化しているWi-Fiですが、Wi-Fiを使って世の中がもっと便利になることを期待しています。

<参考URL>

http://eetimes.jp/ee/articles/1602/16/news051.html