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遅くて高い機内Wi-Fiのイメージを覆せるか!?

2015年09月01日(火)

 

飛行機「機内Wi-Fiをもっと早くする!」と公言していた飛行機内Wi-Fi大手のGogoは、このたび晴れてアメリカ連邦航空局(FAA)から承認を受け、高速機内Wi-Fi計画が前進したようです!

Gogoは、衛星通信を利用して機内インターネット接続を可能にしています。Gogoの最新技術により、最も強いシグナルを衛星から飛行機に送るためいつでも最適な接続環境を利用できます。

これまでのシステムで、Gogoは空対地(air-to-ground)の信号を使っており、これは地上にある携帯電話の基地局による電波を遠くまで届くようにしたもので、最新技術のATG-4でも速度は10Mbps程度。連邦通信委員会(FCC)はブロードバンドの基準速度を25Mbpsとしており、比較すると物足りません。

FAAが機内での検証を承認した新しいシステムは、2本のK帯という高い周波数のアンテナを軌道上の衛星と通信させ、世界のどこでも70Mbpsの速度でインターネットができるようになるというものです。

検証がうまくいった場合、Gogoは来年にも新しい機内Wi-Fiを航空会社7社・約500の飛行機へ導入していきたいそうです。
日本の航空会社だと、JALがGogoを使っています。これが可能になれば長時間の空の旅でも快適なWi-Fi環境を利用できるようになりますね!

<参考>http://gogoair.com/jp/ (英字)

http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150901/Gizmodo_201509_70mbps_wi-fi.html