素朴な疑問、どうしてWi-Fiは通信制限がかかるの?

どうしてWi-Fiは通信制限がかかるの?

携帯キャリアの契約にパケット料金がセットになっているものがあります。

通信料が使った分だけ支払う従量制から、決められた量までは料金内で越えた分を追加で支払う固定制などがありますが、どこの会社でも約7GBを越えると通信速度に制限がかかるようになっています。

これは複数のユーザーが通信する際に、1人が回線を独占しないようにするためのシステムです。

つまり利用の多い携帯電話と同じ回線(LTE)を使っている場合は、快適にダウンロードできるデータ量の上限が決まってしまっているのです。

7GBで何ができる?

この7GBを越えるデータをダウンロードすると、その月が終わるまで128KB/秒しか速度が出なくなってしまいます。

メールマガジンなどでは多くても5KB程度に、壁紙にするサイズの画像(iPad Retina1536x2048)であれば1枚あたりおよそ100KBになり、このくらいのサイズなら気兼ねなくやり取りが出来ます。

iTunesにてCD音質(AAC 256kbps)の曲をダウンロードすると1分あたりおよそ2MBとなり、5分間の曲ならおよそ700曲になります。

YouTubeの推奨アップロードサイズの動画(解像度640×360、ビットレート750kbps)を視聴する場合は1分でおよそ6.5MBとなり、大体18時間ほど見る事が出来ます。

もしHD画質を見るのであればビットレートは2Mbpsとなり、視聴時間は6時間程度になります。

各社の代表的な契約での制限は以下のとおり

一度制限されてしまうと追加料金を払って一定量開放してもらうしかありません。

しかし、会社によっては解除すらできなくなります。

・ワイモバイル

月約7GBまで利用可能

追加料金500円にて速度制限500MBまで解除

・docomo

月約7GBまで利用可能

追加料金2,500円にて速度制限2GBまで解除

・SoftBank

月約7GBまで利用可能

追加料金2,500円にて速度制限2GBまで解除

・WiMAX 2+

月約7GBまで利用可能(契約コースによっては制限無し)

速度制限解除方法無し

【まとめ】

携帯電話と同じ経路(LTE)を使わずに別の接続先を利用すれば、制限を受ける事無く快適に使えます。

例えば自宅でインターネット回線を引いている場合、Wi-Fiの機能が付いていれば接続先に設定する事で通信量を抑える事ができます。

このWi-Fiはカフェやファストフード、駅など様々なところで無料提供のサービスも増えてきました。またWi-Fiモバイルルーターのレンタルサービスも充実しています。

是非Wi-Fi機能を活用して快適に使いましょう。